Blind Blakeのコピーに挑みはじめてからというもの、最近、久しぶりにカントリー・ブルースにハマって
きております」(^_^)
この分野は、20代の終り頃からしばらく聴きまくっていた時期があったのですが、当時はそこで聴くことの
できるギターのテクをコピーできる自信もなく、もっぱら聴くに留めおいたものでした…(^_^;)
…これが、戦後のエレクトリック・ブルース辺りなら、わりとコピーできたのですけれど…(^_^;)
それまでロック・ギターで学んだ物の基本的な部分が出てきたりして、たとえばFreddie King辺りを
聴いても、「あ、これEric Claptonも弾いてるフレーズだ!」なんて分かっちゃいましたもの
(笑)
ところが戦前のカントリー・ブルースのギターって、何というのかなぁ…理論云々とかに左右されていない分、
自由奔放で混沌としていて、弾こうとしても訳が分からなくなったりしちゃったんですよねぇ…(^_^;)
時々1小節余計に弾いてたり、一部だけ拍子が変わったり、ヘタするとチューニングが狂ったまま平気で弾いて
たりね…(^_^;)
「…どこのプログレだよ?!」
なんて思ったりもした、頭でっかちの若造でした(笑)
それ以降は、時たま無性に聴きたくなる時期は時々訪れたりしてましたけど、「アレは“できる人で
なきゃできないんだ!”」とか思い込んでいた、これまた頭でっかちの30代(笑)
その後、紆余曲折あってカントリーなんて分野に首を突っ込んで、「ギャロッピング」なんてのにハマって
サムピックはめた指でひたすらギターをポコポコ弾く毎日が到来(笑)
…この辺りは当ブログを開設してからのお話になるので、その経緯は過去に随時書かせていただいており
ます(^_^)
そんなことを続けてたらば。
あら吃驚、久しぶりに聴いたカントリー・ブルースのギターが、何だかとっても自然に「分かる」様になってきて
いる自分がそこにいるぢゃないですか(笑)
Robert Johnson聴いてても、「あれ?ここはもしかしてこうやってるのかな?」なんてイメェジが脳裏に
浮かぶ様になってきたりしてます(^_^)
リードやメロディだけでなくリズムやベース・ラインも1本のギターで表現するカントリー・ギターって、当然ながら
普通のバンド形態の演奏よりも自己の負担が大きいんですよね…(^_^;)
以前、ライヴでいつもお世話になっているRBZのMさんとお話した際に、「…カントリー・ギターって
1人でやる分、トチったらすぐバレちゃうんですよねぇ(笑)」なんて自虐的な笑い話をした
覚えもありますが、実際にやる時ゃシャレになりませんわな…(^_^;)
それまで学んできた「己のパートに専念するギター」とはまったく違ったアプローチ、それこそ「曲全体を1本の
ギターで表現する」方法が必要となってきたのでした(^_^;)
…でも、これが逆によかったのかも…?
それまであまり気にしていなかった(^_^;)、「その曲の持つ雰囲気」なんてのにも気を配れる様になりましたし…
もっと単純に、ギター・テクニックだってそう。
単に個々のフレーズだけでなく、曲の構造に直結するのが特徴のカントリー・ギターですもの、表面的な
テクニックのみならず、「曲を表現する」ためのテクニックが、そらもぉわんさかごちゃまんと出てきますしね(^_^)
…カントリー・ギターに浸ったことで得た物は大きかったなぁ…(´-ω-`)
いやホント。
そんなこんなで、目下練習中の“Guitar Chimes”、全6コーラス中最難関(?)の5コーラス目の国境
付近に到達!です(笑)
最近はこれまでどう弾いているのか想像もつかなかった偉大なる先達たちのプレイも、以前よりは何となく、
ほんのちょっとだけ何となく、ではありますが、身近な物に思えてくる様になった気がします。
はい。気がするだけ、ですが(笑)
でも、そういった先達たちのさらに先達な方々…LeadbellyとかBig Bill Broonzyなんて方々の
プレイはいまだにワケ分かりません…orz
…さすがは19世紀生まれの方々(笑)
…こっ、コレが「歴史の重み」とゆー奴かっ…!?(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ
…練習を続けていれば、いつしか彼らのプレイも「身近」に感じることができる日も…くるのかなぁ…(´-ω-`)